いい家の条件「設計」

注文住宅で新築物件を作る際、特に準備段階で考えるべきとなるのは設計です。
注文住宅は建売とは異なりオーナーのニーズをしっかりと反映した物件を作ることが可能です。
例えばリビングはフローリングにして寝室は和室にしたい、ベランダや庭は大きくしてバーベキューが出来るようにしたい、駐車場は来客を考えて二台分用意したいといったようなニーズも施工会社に伝えればしっかり対応してくれるでしょう。
そのために必要なのが住宅の設計で、どこをどのように施工するのかを決める必要があります。
言うなれば設計というのは住宅の完成予想図のような物ですから、その設計以上の物は出来ませんし、逆に言えば三重の施工会社がいい加減なところでも無い限り設計以下の物も出来ません。
さて、では設計段階では何を考えれば良いのかというと、まず考えたいのは予算配分です。
住宅というのはとにかくお金のかかる財産ですから、基本的に住宅ローンを借り入れて購入することになります。
しかしこの住宅ローンも30年など長い時間をかけて返済していくものであるため、借り入れ額は少ないに越したことはありません。
そのため「ここだけは絶対に譲れない」というところには予算を優先的に回し、「ここは無くても大丈夫」というところは後回しにするのが大切です。
もし家族と過ごす時間を大切にしたいのならばリビングを住みやすいものにするべきでしょうし、プライベート空間を演出したいのならば書斎などに拘るのが良いでしょう。
次にチェックするべきとなるのがライフステージへの対応です。
現在は働き盛りで元気な人でも、いずれ年を取れば若い時と同じように動けなくなる可能性が高いです。
少なくとも三階建てで毎日三階と一階を行き来しないと生活が出来ないなどになると、ライフステージが変わってから不満を感じることになりかねません。
理想ばかりを追求するとこのライフステージへの対応が出来なくなることがあるため、今住むことだけではなく今後住むことを考えて設計すると良いでしょう。
こうしたことは必ず注文住宅を任せる会社がアドバイスしてくれますから、設計段階からしっかりと打ち合わせるようにしてください。

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