住宅ローンで成功するには

注文住宅や新築を購入するとき、住宅ローンは不動産会社でおすすめされた金融機関で組むという人が多いようです。不動産会社が提携している金融機関で住宅ローンを組むことにも、審査に通りやすい、キャンペーンなどで優遇金利が適用されることがあるなどのメリットがあります。しかし、必ずしもそれがベストな住宅ローンであるとは限らないので、しっかりと比較をして決めることがおすすめです。

住宅ローンで重要なのは、金利です。平均して3000万円程度のローンを組み、返済期間は最大35年にわたるので、わずかな金利の差でも利息が大きく変わってきます。次に重要なのが、諸費用です。諸費用では保証会社に支払う保証料が一番高額になりやすいですが、保証料だけに注目をしていると失敗することがあります。ネット銀行などでは、保証料がゼロということもありますが、必ずしも総額で得をすることにはならないこともあります。保証料がゼロだが、そのかわりに事務手数料が高額になっていて、総額で見るとそれほど差はないということもあります。住宅ローンを比較するときは、1つのポイントだけで比較をするのではなく、総額で比較することが重要です。

いくら金利の低い住宅ローンを見つけても、審査に通らなければ意味がありません。住宅ローンを組む5年くらい前から、準備をしておきましょう。住宅ローンを組むなら、個人信用情報に少しの傷もつけないように注意しておきましょう。クレジットカードやローンの支払いで、一度も延滞をしないように、少なくとも5年位前からは気をつけておきます。個人信用情報に記録が残るのは、完済をしてから5年間なので、それ以上前の記録は審査に影響しません。個人信用情報に傷をつけたくないからといって、クレジットカードやローンを一度も利用しないということはよくありません。良好なクレジットヒストリーを築いていれば、むしろ有利に働くからです。

住宅ローンを借りようとしている人は、頭金を貯めていると思われますが、自動車ローンなどは借りていることもあります。自動車ローンは金利が低いので、無理に返済してしまう必要はありませんが、自動車ローンの負担があるよりは、ないほうが審査では有利に働くので、不安がある人は、完済をしてしまいましょう。頭金を減らしてでも自動車ローンを完済するべきかは、判断の難しい問題です。ケースバイケースで考えましょう。消費者金融からの借入なら、迷わず頭金を使って完済をしてしまうべきです。