大工の仕事内容について

大工とは建物を建てたり修理したりする職人や、その仕事のことです。例えば木造建築の場合は、基礎コンクリートや壁の外側、屋根や内装などの最後の工程を除く全ての仕事に従事する重要な職業です。現場監督の人が建築現場で命令を出して人々を動かします。しかし現場監督は2箇所以上の現場を受け持っていたり、現場作業だけでなく事務作業もあったりするので、現場から離れることがあります。その際に、現場に長時間とどまっている大工が現場監督から一番頼りにされ、実質的に現場を仕切っています。木造建築では最初に骨組を1〜2日で完了させます。次に、屋根の下地組みからサッシュの取り付け、外壁の下地組みまでを一遍にやります。一遍に行うのは、屋根の下地も外壁の下地も雨などで中が漏れることを防ぐために、雨を弾くシートを取り付けるからです。それらの作業が終わってから内部の下地組みや造作に取り掛かります。内部については大工によって進め方が異なります。大工は肉体労働だけでなく頭も使います。施主の意向をくみ取ったり仕事の段取りを考えたりする必要があるからです。また、作業に伴う怪我や事故を防ぐために集中力も必要です。

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