いい家の条件「気密」

いい家の条件として「気密性」も重要な要素として挙げられます。ひと昔前の木造住宅は、隙間が空いているのが普通でした。湿気の多い日本においてカビが発生しにくい通気性は大切な要素だったのです。また、アルミサッシが普及している現代とは違い、木材では歪みや経年による「反り」など、どうしても隙間が発生するものでした。しかし、現代では隙間を極限まで減らした、家中の隙間がハガキ二枚程度という「超機密住宅」というものが誕生しています。これを「いい家」の条件として捉える理由には一体どういうものがあるのでしょうか。新築・注文住宅を建築する前にきちんと学んでおきましょう。
気密性を上げることで得られるメリットとして、住宅の隙間から侵入してくるさまざまな「有害因子」のカットが挙げられます。湿気を含んだ空気や、花粉やカビの胞子、害虫、車の排気ガス、黄砂、騒音など、さまざまなものが住宅に入り込んできます。気密性を上げておかないと、これら有害物質を簡単に部屋に通してしまいます。ひと昔前までは、空気が清浄だった街も、今は交通量も増え、有毒な排気ガスが片田舎のお家であっても入り込んでくることは珍しくありません。近くの工場のばい煙や、農作業時の農薬や干し草を燃やす煙など、数え上げれば無数にあります。現代では、花粉症の発症率が過去よりも大きく膨れ上がり、マスクが手放せない時代。そういった外敵の侵入を防ぐ、重要な役割を果たしてれるのです。
また、もうひとつ挙げられるメリットとして、換気や空調の効率アップもあります。外気が入りにくい構造を作ることにより、熱効率や通気性の効率を上げることができ、三重県で新築注文住宅の光熱費の節約にも繋がります。残念ながら、換気をする際にも窓ガラスを不用意に開けることのできない季節が増えました。夏場の猛烈な暑さの時など、換気も機械に頼らざるを得ないわけで、その場合気密性を上げておくことは非常に大切なのです。都心・市街地で住む上で、気密性は、非常に大切な要素となっているのです。

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